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魅力

Unique charm

レザークラフトは、材料に革を用いて自分で道具を使って革製品を作ること言います。

革製品は工場の機械や職人さんが作るものと思われがちですが、意外にも個人で作ることができるんです。

「革製品の魅力」や「レザークラフトの魅力」を書いてみました。

ぜひご覧ください。

レザークラフトは、一言で言うと「革製品を作ること」を言います。

 

個人的には、「レザークラフト」 という一つの単語というよりは、「レザー」×「クラフト」 の二つの単語の組合せをすごく意識しています。(同じことなんですけどね…)

 

「レザー」(革)の魅力や良さはもちろんですが、「クラフト」(モノ作り)の魅力や良さもあるので、少なくとも2倍の楽しみや面白さがあると思っています。

 

少なくとも…と言ったのは、それ以外にも、実際にやってみると分かるのですが、いろいろな魅力があるんです!

 

気になる項目があったらぜひ読んでみてくださいね。

 

<目次> ※下線部分をクリックすると記事に飛びます

1.素材の魅力 ~五感で感じる~ 

1-1.視覚 経年変化→渋い!愛着が湧きます

1-2.聴覚 →クラフトの時にはあります

1-3.嗅覚 香り→ほのかに漂う独特な香り

1-4.味覚 →これはさすがに無い!です

1-5.触覚 肌ざわり→メッチャ!いいです

 

2.クラフトの魅力 ~モノ作りで感じる~ 

2-1.オリジナル作品

  お気に入りが作れる→便利!満足!

2-2.自己成長

  苦労するけど→自分自身の成長を実感!

 

3.その他の魅力 ~心で感じる~ 

3-1.実用性

  毎日長く使える→なかなか無いモノ作り!

3-2.感動の多さ

  作る前から日常で使う時まで

  →全てで感じます!

  これが一番の魅力かも!?

素材の魅力 ~五感で感じる~ 

 

1-1.視覚

 (経年変化→渋い!+愛着が湧きます)

 

革は時間が経つにつれて次第に表面の色が変わってきます。

 

これは植物から抽出したタンニンで鞣(ナメ)された革が、空気中の酸素と反応し酸化することで表面が変わることで起こる現象です。

 

特に染色をしていない、ヌメ革は時間がまもない頃は、「薄い肌色」だったのが、時間が経つにつれて「深い茶色」になっていきます。よく「アメ色」に変化する…なんて言う表現をします。

もちろん染色をしたヌメ革も深みのある色に変化して、いわゆる「味のある色」「渋い色」に変化していきます。

 

これも、ビニール製品などではほぼ無い現象だと思います。

ビニール製品は、「色があせる=安っぽくなる」「ボロボロになる」のが一般的です。

 

色が変わるには時間がかかります。それも数年単位で。

時間がかかるということは、「時間をかけて自分だけの物語を刻んでいく」こと同じことなので、つまり自分の分身というか相棒のような存在ともとらえられるのではないでしょうか?

こう考えると絶対愛着が湧きますよね。

 

ぜひ、経年変化で良い歳を重ねる相棒の渋く変わっていく変化を楽しんでくださいね。

素材の魅力 ~五感で感じる~ 

 

1-3.嗅覚

 (香り→ほのかに漂う独特な香り)

 

これは作品や製品によって異なってきます。

タンニンなどで鞣(ナメ)した時から時間が経ったり、使用頻度が多く使い込むことで、香りは薄らぎます。

 

鞣した直後の革の香りは分からないのですが、材料屋さんで購入した直後の「ヌメ革」などはほのかに香る独特な香りが好きな方も多いのではないでしょうか?(個人的には、なぜか落ち着く香りなんですよね)

逆に使い込むことで、香りが薄らいでいくのは少し残念な気持ちにもなります。

(市販の作品や製品ではほとんど香りがない状態だと思います)

 

染色すると独特な香りがします。染料にもよりますが原料に含まれている「酢酸(サクサン)」が原因です。

「お酢」の様な臭いなので、染色直後で乾燥するまでは結構きついです。

(短時間なら悪くないのですが、少なくとも「香り」ではないです…)

ただ、時間がたって薄まっていくときつい臭いが懐かしくなり悪くない「香り」になっていきます。

 

嗅覚はお伝えしにくいですが、こちらも染色をして頂くと良く分かります。

 

ぜひ、香りという点でも楽しんでみてくださいね。

素材の魅力 ~五感で感じる~ 

1-5.触覚

 (肌ざわり→メッチャ!いいです)

 

革の魅力は色々ありますが何といっても、肌触りがとてもいいことです!

 

ここでは、レザークラフトで良く使用される「ヌメ革」を例に挙げています。

 

「ヌメ革」は牛革を「なめし」などの加工を経て作られますが、良質のヌメ革はキメが細かく、肌触りが良く例えて言うなら「赤ちゃんのほっぺ」の様な感覚とでもいいましょうか、本当に良い感触なんですよね。

 

なので、手に持つと何か心の底で「ホッと」するような感覚になるんです。

ビニール製品では絶対に味わえない感触・感覚です。

 

太古から革を用いてきたこともあり、馴染のある素材で長い年月をかけて人の遺伝子の中に「安心」「安堵」という感情が埋め込まれているんじゃないか?!とさえ思ってしまうことがあるくらいです。

 

特に自分は、大切な命と引き換えに素材になってくれている動物への感謝の気持ちもあり大切に使いたい…と常々思っているので、特にその様な感覚を覚えるのかもしれません。

 

ぜひ、皆さんも本革の「肌ざわり」を楽しんでくださいね。

クラフトの魅力 ~モノ作りで感じる~ 

2-1.オリジナル作品

 (お気に入りが作れる→便利!満足!)

 

レザークラフトの「クラフト」で数ある魅力の一つは、既製品にはない自分だけのオリジナルの作品が作れる点があります。

 

既製品でデザインや機能が気にいったので購入したけど使い始めてみると、

「あとちょっと縦横のサイズが大きければ…」

とか

「この部分は意外と使わないから邪魔だな…」

とか、いろいろ出てくると思いますが、この辺りも型紙から作れれば、自分の理想の作品や革製品を作ることができます。

 

自分で「欲しい!」を形にするので使って便利ですし、オリジナル作品を自分で作るので満足感もあります。

 

この「満足感」が既製品では絶対に得られない感情だと思います。

 

既製品は、購入した時が満足感のピークで時間とともに薄れ次第に無くなっていきますが、自分で苦労して作った作品は時間が経っても薄まることはありますが、決して無くなることは無い点が大きく異なります。

 

レザークラフトも始める際は、色々壁がありますが少しづつでも進めていけば乗り越えらる壁だと思います。

 

ぜひ、モノ作りを楽しみながらオリジナル作品を作ってみてくださいね。

クラフトの魅力 ~モノ作りで感じる~ 

2-2.自己成長

 (苦労するけど→自分自身の成長を実感できる)

 

レザークラフトをはじめクラフトやモノ作りを始めてみると、必ず壁に当たります。悩みます。苦労します。

 

才能のある方であれば、そのようなことは無いのかもしれませんが、一般的には簡単には行かないものです。

 

特に、オリジナル作品にチャレンジする場合は試行錯誤が必要になるので、時間も予想以上にかかってしまいます。

 

ただ、苦労しないことというのは、「簡単」「安易」と同じなので、瞬間は良いのですが、深みがないので直ぐに飽きてしまい、本当の良さや楽しさを理解せずに離れていってしまいます。

 

それは「もったいないなぁ~」と思います。

 

むき不むきもありますが、長く続けられる方はおそらく、苦労しながらも「楽しさ」「感動」を体験し、小さい壁を乗り越えることで、徐々に出来る様になっているからではないでしょうか?

 

小さな壁を乗り越えることで、「前の作品作りでは出来なかったことが出来ている!」や「この部分を注意すれば出来るだろう!」という自分自身が成長していることに感動や満足感を実感しているのだと思います。

 

ただ、当然、苦労はしたくなですし不要な苦労は時間の無駄なので、できれば避けたいですよね。

 

そのためには、最初に「本質的なこと」を学び、「何が」「どのタイミングで」重要なのか?を理解して進めることが重要になってきます。

 

ぜひ、モノ作りを進める際には、「本質的なことは何か?」に注目して進めてくださいね。

その他の魅力 ~心で感じる~ 

3-1.実用性

 (毎日長く使える→こんなモノ作りはなかなか無い!です)

 

レザークラフトは、実用性という点では数あるモノ作り・クラフトの中でも特に優れいているのではないでしょうか?

 

例えば、手帳カバー。

 毎日使う手帳であれば、毎日手に取ります。

 

例えば、キーケース。

 家から出ないカウチポテチーな時や車に乗らない時は別ですが、ほぼ毎日手に取ります。

 

例えば、財布やコインケース。

 こちらもお買い物をしない時は別ですが、ほぼ毎日手に取ります。

 

例えば、トートバックなどの鞄。

 仕事がお休みの日などは使いませんが、かなりの頻度で手に取ります。

 

例えば、スマホケース。

 触らない時間が無いくらいです!(笑)

 

 

このように、ほぼ毎日の様に手に取る物を自分で作ることの出来る、モノ作りは珍しいと思います。

 

しかも、使い終わるのが数カ月ではなく、数年丁寧にメンテナンスしすれば10年でも、また修理して大切に使えば一生使っていける点が、他のモノ作りと違う点ではないでしょうか?

 

自分で作った作品であれば、ほぼ修理も出来るので、本当に実用性が高いモノ作りだな~と思います。

 

ぜひ、作る過程を楽しみ、完成してからも毎日楽しんで使ってくださいね。

その他の魅力 ~心で感じる~ 

3-2.感動の多さ

(作る前から完成後の使う時まで→全てで感じます)

⇒これが一番の魅力!

 

ここまで読んで頂きありがとうございます!

実は、一番お伝えしたいことが、この「感動の多さ」なんです。

 

何に感動するかといいますと、「作る前から」「作った後の使う時」まで、自分で作ったからこそ感じる感動(プチ感動も含めて)の場面が多いと思うのです。

 

・作る前:

「今回は何を作ろかなぁ~」

 ⇒ ワクワク感!

「こんなのが出来たら素敵だろなぁ~」

 ⇒ トキメキ感!

 

・作製途中:

「えーここどうやるんだぁ~分からん!]

   →試行錯誤

 →なるほど。こうやれば出来るんだ!」

 ⇒ 克服感!

 「ふむふむ、ここは前回の経験したからこうすればきっと…」

 →試行錯誤

 →「やっぱり!大正解!」

 ⇒ 征服感!

 

・完成時:

「やった!完成した~!」

 ⇒ 達成感!

 「前回の失敗や出来なかったところができた~」

 ⇒ 成長感!

 

・使用時:

「苦労して作ったけど出来ちゃうものなんだよなぁ~」

 ⇒ 満足感!  

「ずいぶん使ってきたなぁ」

 ⇒ 愛着感!

 

・メンテナンス時:

「ちょっと表面が疲れてる感じがする。そろそろメンテしよう」

 → メンテナンス

 → 「おお~こんなにツヤがでるのか~」

 ⇒ 驚き!

 

…など本当に色々な感動があります。

 

これは、「自分」で「試行錯誤」「苦労」してきたプロセスがあるからこそ、実感することが出来る感情なんですよね。

 

既製品では、ななかここまでの多くの感動を味わうことは出来ないのではないかと思います。

 

ぜひ、レザークラフトという「人生を豊かに楽しむモノづくり」にチャレンジしてみてくださいね。

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