Appreciation
想い
レザークラフトを「初めて知った方」「これから始めたい方」「既に始めている方」へ、
レザークラフトの想いやお伝えしたいことを記しました。
ぜひご覧ください。
プロフィールにも書きましたが、私はレザークラフトに関しては正直なところ素人同然です。
確かに作品を作ることは出来ますが、比較対象がプロ歴40年の工芸家の方ですので、あまりにもハードルを高くしてしまっていることもありますが、5年、10年やった程度では「技術」など比較にならないわけです。特に、「考え方・思考」の面では足元にも及ばないことを痛感しているためです。
とは言え、素人同然ながらも良い先生に巡り合えたことで、逆に変なセミプロ意識や作家を語ることなく正直でフラットな立ち位置で語ることに徹することが出来ているとも思っています。
私がレザークラフトと出会ったのは、さかのぼること2008年のリーマンショックの頃になります。当時、世界的にどの企業も経済的に相当なダメージを受けました。
ごたぶん漏れず私の勤めていた大手企業も、昼休みは部屋の消灯を消し、コピー機もカラー印刷も禁止になり、当然残業もなくなり毎日定時で帰宅する日々が続きました。
数年前には、忙しい時は深夜まで残業をしても土日出勤しても特に禁止されることもなく仕事ができたのとは全く対照的な生活に変わってしまい、会社の門を出た後にいろいろ不安を覚え、「何か別のことをしなければいけないのではないか…」と歩きながら考えたことを鮮明に覚えています。
そんな中、インターネットビジネスの無料セミナーがあり参加し、怪しいと思ったものの言っていることが的を得ていたように思い、思い切って有料のスクールに通うことにしました。
今はこのスクールはないのですが、出来て間もないスクールだったこともあり先生の方々も熱意があり、何よりもビジネスの基本は、「お客様の悩みを解決すること」、プロでなくてもお客様に価値を感じて頂き、その対価として「お金を頂くこと」は恥ずかしいことでもないこと…を徹底的に教わりました。
このスクール通学中に大きな成果をあげることはできませんでしたが、とても感謝しています。
自分が他の人に価値あることを提供できることは何か?自分の棚卸することを教わり、お金関係、人間関係、色々な面で考え続けました。何日考えてもこれと言ったアイディアが出てきません。
やっと絞りだした中で出てきたものの一つに、お気に入りのシステム手帳やカバンや革靴などの革製品を磨いたりメンテナンスするのが好き…というのがありました。
所持している物が少ないこともあり、ちょっと奮発して買った革製品ということもあり高級なイメージがあり、大切にメンテナンスをしていました。メンテナンスといっても大したことはしておらず、革製品用のクリームを塗って、乾いた布で磨くだけのいたってシンプルな作業です。
でも、やったことのある方は分かると思うのですが、くすんで疲れた状態だった革の表面が、クリームを塗り乾いた布で磨くだけで、生まれ変わったかのように表面がピカピカ、ツヤツヤになるその変化とメンテナンスする達成感・満足感がたまらなく好きというところがらアイディアといて出てきました。
ただ、メンテナンスも奥が深いのですがそこまで知識もなく断念しかけた時に、たまたま「レザークラフト」という世界があることを知りました。いやいやまさか高級品で職人さんや専用工場が作るものを、個人で作ることなんて思ってもいなかったので、かなりの衝撃を受けました。
もともと、小学生のころから図画工作や美術は好きで大人になってからも、身近なものをDIYしたりするのは好きで、ある意味「モノ作り」は嫌いではなかったので、何を勘違いしたのか「自分なら余裕でできるかも…」と思い、インターネットや書籍で調べてみることにしました。
調べてみるものの、写真や解説は沢山あるのに行間というか、解説と解説の間がどうなっているのか?分からない!っていったことが多々あり、自分で進めることに限界を感じました。
スクールでは、JV(ジョイントベンチャー:良く知った人と組むこと。ビジネスパートナーですね)で進める方法があることを教えてくれたので、「そんな方法があったんだ!」
プロの方に相談してみよう!